すーさん(1969.2.24生)
家族構成
夫 (2歳年上の現在44歳)
長男 (18歳)
次男 (16歳)
三男 (11歳)
 
主人の両親
主人の姉家族と3世帯で同ビルに住んでいます。(生活は全て別です)
 
「ガンをどう子供達に話したか」について(色々振り返りながら思う事)
2010年4月中旬 近所の産婦人科で子宮頸がんと診断され、すぐに東京大学病院女性外科を紹介されました。
同病院にて精密検査後、すぐに手術・入院2週間との事でしたので子供にきちんと説明しようと思いました。
私の場合、子供達がある程度大きいのできちんと話せば理解はできますし、逆に誤魔化せない年齢でもあったから話したのではないかと思います。
順序良く子供達に説明したのは主人でした。私は頷きながら一緒にその説明を聞いていました。
話は、「子宮頸がんと言う病気になった事、手術すれば治る事、入院期間が2週間程度なので留守になる事、お母さんに心配かけないよう兄弟仲良く協力する事、食事は主人の姉の家で食べるようになる事など順序良く話していました。」
子供達にとって安心だったのは「手術をすれば治る」っと言った主人の言葉だったと思います。
幸い身近に主人の姉がおりましたので、子供達は全く不自由なく変わりない生活ができましたので不幸中の幸いでもありました。
私も、普段から義理の姉とはいえ、実の姉のように慕っていましたので何の不安も無く子供達をお願いしました。
 
1年半が過ぎ、今思うのはこのような環境であったからこそ迷うことなく子供達に病気の事を話せたのではないかと思います。
 
実際病状は予想以上に悪く、肋骨の下のリンパまで癌が転移し10時間にもおよぶ大手術でした。
術後の検査で、首に5mm程の転移も見つかり術後まもなくから腹部と首の放射線治療と、シスプラチンの抗がん剤治療が開始されました。
結局2週間入院の予定が、2ヶ月になってしまいました。その後も通院で抗がん剤治療をしました。
 
私は、病気を子供達に話した事によって、身体は大きいですが、まだまだ心は小さく傷つきやすい子供達に、苦しく辛く悲しい思いをさせたと思います。 
でも、子供達は時間をかけ理解し命に限りがある事を理解し家族で協力し、母を助けようと必死でガンバッテくれました。
とても成長したように思います。
今年(2011年4月)再発転移し、再度抗がん剤治療を受ける事になった時はあっけらかん!!っとしてました。(笑)
私は「治療方法があるうちは死なないよ〜〜」なんて話しています。
もう少し時間がたったら子供達に「母が癌だと聞かされた時、どう思ったか?」聞いてみたいと思います。
 
私のこの話が皆さんのお役に立てればっと思い投稿しました。
もちろんお子さんに話さない選択をされる方もいらっしゃいます。それも正解だと思います。
けして私のように全て話すことが正しいとは思いません。
どうかゆっくり自分の中で考え最良の方法を・・・。っと思います。