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医師からの治療方針や説明を受けながらテレビのような告知を想像していたが、現実は淡々としているんだなぁ〜と感じ、さらに落ち着いてしまった自分がいた。

手術に備えて一時退院して仕事の仲間や家族とのこれからの事を話し合う中で、怖がりな私は話せる人がいてくれたおかげで笑っていられたのだと思う…。「早く元気になって帰るからね〜」という度に決意表明をしながら私が勇気をもらっていた(笑)

出血は止まらず痛み止めを飲み、3月21日予定より早く手術日が決まって、待ってましたのやっとの気持ちでいっぱいだった…。再入院はまた輸血から始まり(どうも血が止まりにくいらしい…)病状のわりには食欲、体力、好奇心が以上に旺盛なのでギリギリまで売店、院内と悔いがないように動き廻っていた。

手術前日、ここまできたら想像できないことを考えるのは止めて、退院してからのやりたいことだけを頭の中でイメージいっぱい膨らました…。癌になっていろんな書物を読み、いろいろな考え方がある中でポジティブが免疫力を高めるのに良い♪と書かれていた事を思い出し唯一、すぐにでも出来る事だった。また私の恩師から教えてもらった言葉に…

「今よりは、少し幸せになります五つの条件」

人を責めない

自分も責めない

ぐちは言わない

過去を振り返らない

健康でいつもにこにこ

とあって、きっと笑っていられたのもこの言葉のおかげだったと思う…。手術日の朝、院内の友達に「行ってくるね〜」とチョロチョロ動き廻っていたのに、いざ手術室まで看護師に車イスで運ばれた時には照れと申し訳ない気持ちの方がいっぱいで(笑)人生初めての手術室へと入って行った…。

「終わりましたよ〜」と遠くのほうで名前を呼ばれ目が覚めた。首ひとつ動かせないほどいろんな物が体につながっていて、鼻からのチューブが苦しかったのと、痛みと吐き気でその夜は初めてキツいと思った。翌日、手術は6時間近くかかり出血多量から輸血で大変だった事を聞かされて、命あることに感謝した…。

翌日、痛みは続いていたが、思った以上に体力があったので午後には院内を歩き、食欲もあり、驚異的な回復力と云われた。

術後の病理結果で「子宮たい癌3C期G2」

単純子宮全摘出、両側付属器摘出、骨盤リンパ、傍大動脈リンパ節郭清をして、右外腸骨リンパ節に転移しているということから抗がん剤治療に突入となる…。

To be continued…