Vol.1はこちら
Vol.2はこちら
Vol.3はこちら

抜けてもいいように髪をベリーショートにしたので、抜けた後の掃除は楽でした。
美容関係の仕事をしているためヘアやメークに関しては知識も道具もあり見た目は病人に見えなかったようです。
家に引きこもる生活を想像していましたが、顔のうぶ毛も抜けて肌もつるつるとして 化粧ののりも良くなり、つけまつげ、ウィッグをつけて出かけるのが楽しくなり出かけてばかりで、特に病院には病人に見えないようにおしゃれは忘れずに通院しました。
おしゃれやメークの力はすごいです。
そして抗がん剤をしても外に出て、人に会うこと、社会と関わることが大切だと感じました。
副作用も、体重増加、発熱、関節痛、爪の変形、味覚障害、歯痛、気分の落ち込みなどすべてありましたが、抗がん剤を打つ時は「これは私を助けてくれる良い薬だ!」と思いながら投薬し恐さより「これで治る!」という安心の気持ちが大きかったです。
主治医もおもしろい先生でしたので、何でも話せた安心感もあり治療に関してはどんな結果でも納得できました。
そして抗がん剤をしてからは、今まで食べていたマクロビオティックは食べなくなり、食べたいものを食べていたので体重も増えていき治療前より健康体に見えたようです。
朝からジャンクフードを食べ、食事に行った時はお酒も飲んで食事に関してのストレスはありませんでした。ただ、歯痛や虫歯の大量発生の副作用の時は噛むのが辛かったです。
(抗がん剤前には、歯の治療をしておく事をおすすめします)
順調にがんも小さくなり、2・8cmが約1・0cmとなり温存手術を受けることができました。
や胸の変形はショックですが、私が戦った証として誇りに思います。
放射線治療も順調にいき、生理は止まったままでしたのでホルモン治療はタスオミンの飲み薬のみでリューブリン注射はなしにしてもらいました。そのためか、ホルモン治療の副作用はあまりなくたまに気分の落ち込みくらいで体への負担は軽いです。
主治医には、私の要望を聴きながら必要な治療をしていただき本当に感謝しています。
順調に回復し、社会復帰できた事も親戚家族や友人、主治医、同僚、会社のおかげと感謝しています。乳がんをして出会った方々にも感謝しています。
2年以上経った今も元気で過ごせていることに、奇跡は本当に起きると実感しています。
そして、治療も辛いですが、社会復帰後も大変であるという現実もあります。
これからも、ふつうに生活できる幸せを忘れずに治療をしていきます。