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2012/07/29/日
 今日もとても痛い。
 今日は少しでも歩きたい。が、しんどい。
 お昼に歩いてみようといわれる。
投与してもらえる点滴は、1回使うと6時間は投与してもらえないため、 歩行の時に使おうといわれる。
 14時頃、先生に支えられ立ち上がる。気持ち悪い。我慢して棒を持ちながら部屋のドアまで歩く。そこで 耐えられないくらいの吐き気に襲われ、そこで断念。 しかし、足元のうるさいマッサージ機は外してもらえることになった。 ひとつ前進。

2012/07/30/月
 看護師さんが、歩いてみようか!と部屋にやってきた。
 なんか歩けそうな気がする。今日は立ち上がった時に、気持ち悪くない。
 夜になると、ふいに、むせて咳が出る。傷が強烈に痛くて涙が出て死にそうになりながらナースコールを押す。
 枕をお腹に押しあてて傷口をおさえるように咳をするとマシらしい。

2012/07/31/火
 トイレまで歩けたら導尿の管をはずしてもらえる。
 よろよろながらトイレまで歩けるようになる。
 部屋に戻り、導尿の管を外してもらえた。
 看護師さんが話をしに部屋まで来てくれた。
 とてもおもしろくて、笑い転げてお腹が痛い。
 ご飯も始まった。

2012/08/01/水
 点滴がおわりになる。朝のうちに大部屋へ引っ越し。
 お腹の管が抜ける。これで自由の身。

2012/08/02/木
 退院診察をしてもらう。
 今週いつでも退院していいよ、とのことなので、5日の日曜としたが、不安。まだ普通に歩けないのに。
 食事が始まってから、胃腸の様子がおかしい。食べた瞬間、胃が痛くなり、そのまま下痢。
 この繰り返しで食事がとれない。

2012/08/03/金
 手術から1週間。胃腸が今日もおかしい。
 同じ年で、私とおなじく全摘になった、Aちゃん。一緒に病気と闘う戦友。とても心強い。

2012/08/04/土
 今日も胃腸がおかしい。まったくよくならない。
 食欲は全くない。

2012/08/06/月
 明日退院することになった。
 相変わらず胃腸は変。
 病院でできたお友達にあいさつまわり。
 
2012/08/07/火
 朝になり、傷口にテープをどう貼るか習う。
 まだよろよろだが退院。
 家には帰りたいが、病院から離れるのはとても不安。1人になっても大丈夫だろうか、胃痛もひどい。
 父とお寿司を買って帰る。家に帰ると胃痛はピタッととまり、お寿司を食べられた。
 不思議。

2012/08/08/水
 今日はしんどい。やっぱり胃腸が痛い。
 体重は40キロになっていた。手術前より4キロ減った。

2012/08/09/木
 今日から毎日3キロ歩くのを目標に掲げた。
 まだ傷も痛いが、リンパ節をとっているので下半身の浮腫み対策に運動はしたい。
 自宅に戻ると、より早く社会復帰をしたいと思うようになった。
 抗がん剤治療が今月末から始まることになっているが、どのようなものだろうか。
 せっかく退院できたのに、また入院生活が始まるかと思うと憂鬱だ。
 しかし、最後まで明るく闘うつもりである。必ず終わりがあるのだから。
 

★ここでは、退院までを書かせていただきましたが、現在(2013年2月)も抗がん剤治療が続いております。
 苦しいことも過ぎてしまえば(まだ過ぎていませんが!)貴重な体験だった、と笑って話をしている私ですが、できれば経験したくない出来事ですし、してほしくありません。
 ガンを防ぐことは難しいですが、その後の健康を取り戻すには早期発見できるかどうかにかかっています。
 定期的に婦人科受診をすることの大切さをご理解いただけたらと思います。